病気を通して、人のいろいろな人生について考えました。


数年前に子宮内膜症を患い、手術をした後定期的に病院で検査を受けています。
正確には「子宮内膜症性卵巣チョコレートのう胞」というらしく、卵巣が片方だけ通常より大きくなってしまったために手術をしたのですが、それまで健康体だった私にこういう症状が出るとは夢にも思わず、ずいぶん慌てたものでした。
当時、手術をする前にいろいろな人に自分の症状や不安な気持ちを話したものでしたが、驚いたのは子宮内膜症や、その他の婦人科疾患をみなさんかなり経験されているということでした。
「ああ、チョコレートのう胞ね。私もやった」とか、「子宮筋腫で〇年前に手術をしたよ」とか、さらりとお話になるのです。
皆さんとても元気に見えて、病気に無縁な方たちだと勝手に思い込んでいた私は驚くとともに、いろいろなことを考えました。
人には本当にいろいろな人生があり、その中には手術を伴うような辛い病気も含まれるけれど、皆さんまるで何事もなかったかのように振舞っています。
辛い気持ちもあるのかもしれませんが、そんなことをわざわざ付き合いの浅い他人に話したりはしません。
病気の時には自分だけが辛い思いをしているとつい考えてしまいがちですが、似たような思いを多くの人が経験し乗り越えているのでした。
人は本当に見かけによらないのだという当たり前のことを、いろいろな意味で胸に刻んでいこうと思った出来事でした。

コメントを残す

コメントを投稿するにはログインしてください。

サブコンテンツ

このページの先頭へ